8月も下旬に差し掛かりましたが、まだまだ夏真っ盛り🌻!
夏はペットボトルに入った冷た~い飲み物を買う機会が増えますが、
そのペットボトル、何でできているか意識して選んだことはありますか?🍹
今回はペットボトルをはじめとしたプラスチック類の一種である、 「バイオマスPET」に関するお話です。
1.私たちの取り組み
私たち暁酵素は年5~6回ほど展示会に出展しています。
ほぼ毎回の展示会で酵素の試飲を配っており、その数は年間2000杯以上にもなります🥤
これまでは普通のプラスチックでつくられたカップ類を使用していましたが、
2022年7月より、SDGsの観点から以下のように変更しました。
【変更点】
カップ / ストロー
以上2点をバイオマスPET《植物原料を一部(5%~30%)使用》製品に変更
同じプラスチック製品を使用するなら少しでも環境に良い物を…と思って変更しましたが、
見た目や使用感は従来のものと全く変わらず、とても快適です✨
2.バイオマスPETとは?
私たち暁酵素も使用している「バイオマスPET」とはどのようなものなのでしょうか?
●原料…サトウキビやトウモロコシなど、植物の食べられない部分(他の原料の場合も)
●見た目…従来のプラスチックと変わらない一方で、従来のプラスチックのほとんどは、石油を精製した「ナフサ」という油から作られています。
3.プラスチックとバイオマスPETの特徴・違い
従来のプラスチックには以下のような特徴があります。
①安価に製造できる ②軽く加工がしやすい
③安定性・耐水性が高い ④電気的絶縁性や断熱性に優れている などプラスチック製品にはメリットが多いため活用幅が広く、私たちの生活に欠かせないものになっています。
では、従来のプラスチックとバイオマスPETにはどのような違いがあるのでしょうか?
【地球温暖化】
●従来品…安定性が高いため自然分解されず、焼却処分を行う。
しかし、焼却処分時に地球温暖化の原因の1つと言われるCO2を排出する。
●バイオマス…CO2をほぼ排出しないと言われており、その原理は以下の通り。
そのCO2を吸収した植物を新たにバイオマスPETの原料として使用する。
そして使用済みバイオマスPETを焼却処分する際に発生するCO2は、 また次世代の原料となる植物が吸収する。【資源の持続可能性】
●従来品…原料の石油は有限資源で、将来的に枯渇する可能性がある。
●バイオマス…トウモロコシなどの食べられない部分を使用することで食糧供給に
影響せず、植物自体も種が存在する限りは何度でも育てることができる。
石油資源のように枯渇する心配が基本的にない。この”持続性”もバイオマスPETの大きな特徴の1つ。
4.まとめ
3.で挙げたように、バイオマスPETは従来のプラスチックが環境に及ぼす影響を解消するような特徴を持っています。
冒頭で挙げたペットボトル飲料も、暁酵素が試飲で使用するカップ類も、
バイオマスPETを採用することで、環境負荷を少なくするSDGsの取り組みにつながります。
バイオマスPETの特徴を理解し、地球にやさしい選択ができるよう、自分の身近な部分から見直してみましょう✨