昔から身近に存在する発酵は、弊社が製造している植物発酵エキスと切り離せない関係です。
さらに、コロナ禍で健康意識が高まった近年、改めて注目されています。
発酵とは
発酵とは、炭水化物やたんぱく質が微生物の働きにより分解される過程で、人間に有益な変化をもたらす現象のことです。
発酵に関わる微生物は主にカビ(麹菌)、酵母、乳酸菌や納豆菌などの細菌の3種類。
これらは単独で作用する場合もあれば、複数の微生物が関わり合って発酵を行う場合もあります。

発酵の歴史
発酵食品は、世界各地に存在していますが、その気候風土から必然的に生まれたわけではありません。
いわば偶然の産物と考えられており、その歴史は約7000年前に遡ります。
中央アジアの草原地帯で暮らす遊牧民が、羊の乳を動物の皮で作った容器に入れていたところ、自然にヨーグルトのような発酵乳ができたことが始まりだと言われています。
日本のような高温多湿な地域で乳を放置すればすぐ腐敗してしまいますが、中央アジアのように乾燥した地域では、カビが発生しにくいうえに草原の草や空気中にも乳酸菌が多く生息しているため、発酵が起こったということです。
発酵食品の選び方
発酵食品は腸内細菌のエサとなり、善玉菌が増えることで腸活に役立ちます。
また、腸内環境を整えるには生きた発酵微生物が含まれたものを摂るのがより効果的です。
醤油は天然醸造の表記があるもの、甘酒や塩麹は製造ケースで売られているものを、味噌はパッケージに通気口があるものがおすすめです。
朝は1杯の味噌汁を
「味噌汁は朝の毒消し」という言葉があります。
腸内の悪玉菌は、リポ多糖という成分を分泌して炎症を起こし、それが腹痛や下痢の原因になります。
そのリポ多糖の働きを抑えてくれる成分が味噌の中で発見されています。
